旅ノウハウ

10カ国以上の空港で寝たので、空港泊の方法、必要なもの、注意点などまとめます

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「空港で野宿できるの?」

「どうやって寝るの?」

 

こんにちは!くりです。

「空港で野宿ってできるの?」と気になる方は多いと思います。

先にバックパッカーのぼくが答えを言いますね。

「空港で寝ることは可能です!!」

実際に、ぼくは10カ国以上の空港で野宿をしていきました。

 

こんなアホな経験を生かして、

・空港での野宿場所の見つけ方

・空港泊のメリット・デメリット

・快適に過ごす睡眠グッズ(結構大事)

・空港泊するときの注意点

などを紹介したいと思います。

この記事は、「空港泊の教科書」を目指して書いていきます!

 

なお、まだ未完成ですがヨーロッパの空港×13で寝たので、各空港の感想を書いていくも参考になるかと思います。

 

※筆者は25カ国の旅行経験があります。この背景を元に「10カ国以上の空港で寝たので、空港泊の方法、必要なもの、注意点などまとめます」を書いていきます。

なぜ空港で野宿するの?

たいてい空港で野宿するのは、

・早朝の飛行機を予約したから

・深夜に到着したから

などが理由だと思います。

 

ぼくは上記の理由のほかに、「宿代を浮かしたい」から空港泊をしていました。

というか、ほぼ宿代を浮かすために空港泊していました。

海外では空港で寝泊まりしているホームレスがいます。貧乏バックパッカーぼくは、彼らをマネていました。

 

実際に空港へ行けば分かりますが、空港にいる人間は千差万別。

なので「空港で野宿しても大丈夫かな?」という心配は杞憂です

自信を持って空港泊に向かいましょう!

 

空港泊をする手順(方法)をご紹介します

これから過去の経験をもとに、空港で野宿するための場所探しをご紹介します。

 

0.まずはホームレスを探す(海外のみ)

空港で野宿する人間にとって、ホームレスは味方です。

何故かと言うと、ホームレスがいるのは空港で野宿することが黙認されているから。

 

そしてホームレスが見つけ出した場所は、警備員に起こされづらい場所になります。なのでぼくはまずはじめに、ホームレスを探して近くで寝てました。

危険かもしれませんが、ホームレス的にも寝場所を失うことになるので、なにかしてくるとは考えづらいです。

日本の空港にはホームレスいないので関係ないですね!←

 

1.アームレスのベンチで寝よう

アームレスのベンチで空港泊

寝袋を持っている人はどこでも寝れますが、普通は持っていないかと。

そういう方はベンチで寝ましょう。

アームレスのベンチ(上の画像)なら、3席ほど使うと横になって眠ることができます。

 

ここで厄介なのは、アーム付きのベンチ。

ホームレス対策なのか、ベンチに一席区切りでアームが付いているものがあります。

何度も挑戦して分かりました。アーム付きのベンチでは絶対に眠れません!

たまにがんばってすごい姿勢で寝ている人を見かけますが、何度も目が覚めて背中がバキバキになることは間違いないです。

アーム付きのベンチしかない場合、ほかの手段に移行しましょう。

 

2.空港内の適当な床で寝よう

空港で野宿した

これはぼくが最も使っていた手段です。

通路の床や閉まっているお店の前で寝てみましょう。

 

一番簡単でどこでもできる方法ですが、寝袋やマットが無いと厳しいです。

逆に寝袋とマットがあれば快眠できるのでおすすめ。

ぼくはほとんど通路の邪魔にならないところで寝ていました。

連泊していると追い出されるので注意です。笑

当時の日記:空港泊をしてたら追い出されたので野宿に切り替える

 

成田や羽田で空港野宿は簡単すぎる

調べてみると、日本で空港泊をすることは楽勝のようです。

 

成田空港には空港泊専用の寝床がある

成田空港第2ターミナルにある、北ウェイティングエリアはご存知ですか?

それは空港泊者用の待合所です。

なんとそこには大量のアームレスベンチ、ソファー、そして畳スペースまであります。

※追記:現在閉鎖中だそうです。残念。

ちなみに公式サイトでは、24時間利用できる場所が書いてあります。↓

・夜間及び早朝におけるターミナルのご利用について|成田空港

 

海外で過酷な空港泊をしまくったぼくからすれば、日本の優しさに息の根が止まるレベルで驚いています。

なんていい国なんだ…日本よ。

 

「もうなんか空港泊めんどくさいな…」という方に、格安のカプセルホテルをおすすめしたいです。

成田空港内に ”ナインアワーズ成田” というカプセルホテルがあり、格安で快適に眠ることができます。もちろんシャワーもあります。↓

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羽田の空港泊について

羽田空港には成田の北ウェイティングのような場所はありません。

ですが沢山のアームレスベンチ江戸小路の椅子があるので、そこで寝てみましょう。

 

「なんか空港泊めんどくさいな…」という方は、ターミナル1にある ”ファーストキャビン羽田” がおすすめ。

ワンランク上のカプセルホテルで少しお高めですが、なんと大浴場もあります。↓

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日本人の国だから安全

完全にぼくのイメージですが、日本の空港で野宿してもスリなどにあわない気がします。安心面が半端ない。

といっても、荷物をほっておくと取られるので、カバンを枕にするかベンチにワイヤーロックかなんかでつないでください。

 

空港泊をする時の注意点

空港で夜を待つ

ここからぼくが実際に空港泊をして気づいた、空港泊をする時の注意点をご紹介します!

 

1.危険そうな人を避ける

ぼくは見たことがありませんが、怪しい人が空港のベンチで寝てた、とよく聞きます。

空港では警備員がしっかりと24時間態勢で巡回しているので、危険なことはないように思いますが、僅かな可能性にも対策するために、怪しい人の近くでは寝ないようにしましょう。

 

2.寝るときに荷物を枕にするか抱える

旅行者は貴重品の詰まったバッグを持っているもの。なので盗まれないようにしっかりと管理しましょう。

ぼくがやっていたのは、バッグを枕にして寝ていました。貴重品はすべてセキュリティーポーチの中に入れて。

これで今までの旅行で取られたことは一度もないです。

バックパッカーの持ち物に悩んでいる方は、【保存版】大学生バックパッカー持ち物リスト24選!【荷物はこれだけでOK】を読んで頂ければ、参考になると思います!

 

3.防寒具を用意しておく

夜の空港は寒いです。特に深夜は5℃以上下がることも。そんな時のために防寒具をちゃんと準備しておきましょう。

特にパリのシャルル・ド・ゴール空港は深夜にかけてかなり冷え込みます。笑

あのときは寒すぎて眠れませんでした。

 

4.早めに寝る場所を確保しておく

空港泊をする人は多くいるもの。なので場所の取り合いになることもあります。

早めに寝る場所を見つけて、スペースを確保していおきましょう。

 

5.空港泊の評判を確認する

sleeping in airport 空港泊

これが一番重要です。

ぼくはヨーロッパの空港でしか空港泊をしたことがありません。なので危険がなかったのかも。

 

空港でも各国によって雰囲気は変わります。なので先にその空港のことを調べてから、空港泊をしましょう。

ぼくが空港泊をする前に、必ず確認していたのは、Sleeping in Airportsというサイト。

これは空港泊専用のサイトで、実際に空港で野宿をした方のレビュー(英語)がのっています。

空港の雰囲気や実際にしてみてわかったことなどがここに集約されているので、空港泊をするまえに、このサイトで確認をしたほうがいいでしょう。

 

例えばスペインのバルセロナ空港でバッグを盗まれたというレビューがあったので、ぼくは慎重に荷物を管理しました。

危険を回避するためにも、まずはこのサイトでご確認ください。

Sleeping in Airports>>>

 

空港で野宿をするメリット・デメリット

空港

ぼくが色々なところで空港泊をしてきて分かった、メリット・デメリットをご紹介します!

 

空港泊のメリット

1.お金がかからない。

空港で寝ることはタダです!お金はかかりません。

交通費はかかりますが、ヨーロッパでは100~500円で空港から都市へ電車かバスで行けます。

 

ぼくはベルギーを旅している時、ブリュッセル空港に連泊してました。

他の旅人たちは観光が終わると「よし、そろそろ戻るかー」とホステルに戻りますが、ぼくの場合は「よし、そろそろ戻るかー」と空港に戻っていました。

連日、ぼくのことを見た空港の職員は「こいつ、いつ行くんだ?!」と思っていたでしょう。

 

さらに交通費の400円しかかかっていません。都市部のホステルは3000円。3000-400=2600円も浮きますね!

 

2.安全に寝ることができる。

空港で寝るなんて怖い…なんて思いでしょうか?

空港泊は意外と安全です!

 

なぜなら軍人が24時間パトロールしているから。1mくらいのライフルを常に持ち、2人組で空港内を監視しています。

日本では絶対にありえないのでビビりますが、強い味方です。

安全に睡眠をとりましょう!

 

3.wifiが飛んでいる。

せっかく宿に泊まったのに、wifiが部屋まで届かないなんて事はよくありますね。空港では沢山の外国人がいるので、大きい空港では必ず24時間wifiが飛んでいました。

ぼくはベンチで寝転がりながら、youtubeでガキ使を見て楽しみました。

 

4.トイレが綺麗。

空港のトイレは広くて綺麗です。

思い切って洗面台で洋服を洗っちゃいましょう。ついでに濡れタオルで体を拭いて、さらに洗面器に頭を突っんで髪まで洗いましょう。他人の視線を気にしたら負けです。

僕が洗面器で髪を洗っていると、後ろで

「ワォ!クレイジー…」

とおじさんが呟いていました。

流石に心に刺さりましたが、僕は聞こえないふりをして洗い続けました。

社会で戦うには強靭な心が必要。今のうちに鍛える事ができます。

 

空港泊のデメリット

空港

1.けっこう眠りにくい。

空港泊の一番の問題は眠りづらいこと。

夜になっても暗くなることはありません。さらに大きなアナウンスが深夜と早朝に流れます。

基本ベンチでねるので寝心地悪いです。でもマットと寝袋があれば快適に眠れます!最低寝袋は欲しいところ。

海外では沢山の外国人が空港泊をしていますが、ほとんどの人は私服でそのままねています。寝心地悪そうですが。

あと夜の空港は寒いです!!

防寒具を必ず持っていきましょう。

 

2.起こされる。

空港で寝ていると、たまに起こされます。

運悪く深夜清掃のエリアにねてしまい「場所を移動して」とおこされたり、理由が分からずに起こされることがあります。生存確認でしょうか。

 

3.シャワーを浴びることができない。

女性にとっては厳しい問題かもしれません。たまに無料のシャワーがあるようですが、ほとんどの空港にはないですね。

日本から持ってきたハンドタオルを濡らして、体を拭けば問題ないです。結構シャワーなしでも貧乏旅をしていれば慣れます。

シャワーを浴びたい場合は、先程紹介したカプセルホテルに泊まった方が良いです。

 

空港泊で快適に過ごすための必要な持ち物9つ

空港で寝てみる

空港泊は色々対策しないと眠れない可能性があるので、対処できるグッズを紹介します。

ぼくが実際に空港で寝て必要だと感じたものです。これらのグッズがあれば快眠間違いなしでしょう。

 

ネックピロー

ネックピローとは枕のことです。

空港泊では枕があるかないかで、快眠度が劇的に変わります

僕は貴重品など入れたサブバックの上にネックピローをおいて寝てました。

 

ちなみに海外旅の時に役に立ったものNo1はネックピローです。

空港泊のときは勿論、飛行機、長距離バス、野宿、いつでもぼくを快眠へと導いてくれました。これをなくしてしまった時、座りながら寝ると首が下に落ちてしまって、よく首を痛めていました。

ネックピローは空港泊とは言わず、旅行に必要なアイテムです。

 

おすすめは下のようなU字で空気でふくらませるもの。そのほうが持ち運び便利です。

 

アイマスク

当たり前ですが空港は常に明るいです。

照明に当たりながら寝ると、睡眠が浅くなるのでアイマスクは必須。

以前タオルをのせて寝たこともありますがいつか必ず落ちます。なのでアイマスクを持っていたほうがいいでしょう。

耳栓は使いませんでした。たしかに眠りやすくなると思いますが、視界と耳を塞ぐと怖いので。

 

防寒具(ブランケット)

空港は寒いです。深夜はとくに。なので防寒具やブランケットを持っていくべきだと思います。

以前、パリのシャルルドゴール空港で野宿をしていた時、寝袋に入ってもめちゃ寒くて朝4時に目が冷めてしまいました。

睡眠をしっかりと取りたいのなら、寒暖差に注意です。

 

もしも寝袋を購入する予定なら、国内の寝袋専門メーカーの「イスカ」で探すことをおすすめします。

ぼくは野宿系バックパッカーで、世界一周に持っていく寝袋を探しましたのですが、このメーカーよりコスパの良いものは見つかりませんでした。

コールマンもいいのですが、重くて持ち運びが大変なんですよね…。

なのでコスパに優れたイスカのウルトラライトが旅に適していると思います。

 

マットレス

これは旅の期間、場所によると思いますが、マットレスも必要かもしれません。

空港の硬い椅子、ヨーロッパの石段に座る時、野宿をする時、あらゆる場面で活躍します。

ぼくがおすすめするマットレスはサーマレストのもの。この記事の写真にも写っているやつです。

以前、マットレスは3つほど試したことがあるのですが、ダントツで眠り心地が良いものでした。安いものは、床から寒さが伝わってくるんですよね…

 

イッテQの登山部で、イモトさんが使っていたので、プロにも信用されているようです。

マットレスを購入するなら、サーマレスト一択です!

 

※大きいとかさばるので、サイズはスモールにしましょう。足は飛び出しますが、そこまで気になりません。

 

セキュリティーポーチ

セキュリティーポーチも旅行者は必須ではないでしょうか。

腰に巻くバッグで、パスポートやクレジットカードを入れておくことができます。ボディバッグなので盗まれる確率はほぼないでしょう。

貴重品を分離しておくことが重要です。ぼくは大型バックパックをなくしたことがあるのですが、セキュリティーポーチに貴重品を入れていたため、被害は少なくすみました。

セキュリティーポーチは絶対に必要なものです。

 

ワイヤーロック

先程も言いましたが、寝ている時盗まれないようにスーツケースをベンチにくくりつけておくために必要です。

トイレに行く時にバックパックを机にくくりつけたり、ドミトリーでベッドにくくりつけて遊びに出かけたり。そんな時にも便利。

※空港のベンチにバックを括り付けておいて、トイレに行くことは禁止です。以前ぼくのバッグが不審物と疑われて警備員に怒られた経験があります。(何してんだ)

 

延長コード

空港の電源数は数少ないので、一つしか使えないことが多いです。(特に海外)

そんな時に必要なのは延長コード。

しかも時間のない時に電源が一つしかないと焦ってしまうので、意外と必須アイテムだったりします。

ただ注意なのが延長コードが重いということ。この前の旅でタップが4つのものを持っていったのですが、重すぎて途中で断舎離しました。笑

タップ2つのものが、ちょうどいいと思います。

 

石鹸

空港のトイレで髪を洗うことができます。

あっ、そんなことしませんよね…。

でも僕は外国人の視線に耐えながら洗髪してましたよ。ほらっ、清潔感大事だし!

石鹸は旅に必要なものです。髪を洗うこともできるし、洗濯もできます。

どの国でも簡単に購入できるのも良い!

関連記事:バックパッカーの海外旅行中に洗濯する方法5つ【グッズもご紹介!】

 

まとめ:空港泊は誰でもできる!!

本記事は「10カ国以上の空港で寝たので、空港泊の方法、必要なもの、注意点などまとめます」について書きました。

空港で野宿することは節約に繋がります。そして時間の有効活用に。

しっかり空港泊の準備をしていれば快適に過ごせるので、ぜひ試してみてください。

良い旅を!

成田羽田のカプセルホテル。↓

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