「大学受験失敗した…仮面浪人しようかな」
「もしも仮面失敗した後は、どんな生活を送るの?」
こんにちは!くりです。
ぼくは現役で特待生として合格した大学から、仮面浪人をしました。
あの時は、自身でかなりの葛藤をして、親を説得して、ある時期から部屋から出ることもなく勉強して、その結果、志望校は不合格。
その当時の様子をここに書き残しておこうと思います。
この記事では仮面浪人不合格体験記、その後の生活、この経験を通して学んだことを紹介します。
仮面浪人の成功率(合格率)は?

仮面浪人の成功率は調査されていない、というよりできないので、正確には分かりかねます。
しかし現役時に浪人を決意して、浪人後、第一志望校に合格できる人の割合はご存知ですか。
その数値は約10%と言われています。
となると、仮面浪人生が成功する確率は約10%以下。
大学生が10人仮面浪人すると、その中の1人は成功するかもしれないということになります。
その1人になることのできなかったぼくが、これから仮面浪人失敗体験記を書いていきます。
ぼくの仮面浪人失敗体験記(当時の生活)
まずはぼくの仮面浪人体験記をご紹介します。失敗しているので参考にはなりませんよ。
大学1年4月
東京都市大学に入学。全く勉強していなかったのに高3の時に本気で勉強したら、
入学した当時から気に入らなかったみたい。いま当時の写真を見返してみると、入学式とでかでかと表示された看板の横に、ぼくは変な顔をして立っていた。笑顔すらなかった。
大学1年5月
サークルに入り友達もできて大学を楽しむ。
関連記事:仮面浪人生がサークルに入るメリット2つとデメリット2つ
大学1年6月
スマホで「逆転合格体験記」という記事を読む。「
なんとなく実家の本棚にある埃の被った黄チャートを取り出して、無心で解き始める。
大学1年7月
大学がつまらない。
そもそも環境のことを学んで何になるんだ?
もう嫌だ。
再受験を決意。
親に相談したら猛反対。特待で合格して大学名も悪くない。
当時、心の内を吐き出す友達がいなかったぼくは、一人で葛藤、苦悩した。ほんとうに悩みすぎていて、
大学1年8月
頼れるバイト先の先輩を居酒屋に呼び出して、思い切って再受験の事を相談してみる。
色々と事情を話したあとに「君は何のために再受験したいの?」
話したらスッキリしたのか再受験を決意する。この飲みの次の日、大学の教務課へ向かい休学届けを貰った。
そしてかなりの時間と体力を消耗しながら怒る親を説得して、後期の休学届けを出した。
関連記事:【経験者が語る】仮面浪人が休学するメリット4つ、デメリット2つ
大学1年9月〜1月(休学)

親と「受験費用と学費は援助しない」という約束した。なので学費は奨学金で払うつもりだけど、受験費用が必要。生活費も稼がないといけないので、バイトをしながら宅浪をした。
11月にバイトを辞めた後、
文字通り、死にものぐるいで勉強した。
センター試験、結果は全教科合計6割。
私立理系科目以外は0から勉強したのでまあなんとも言えない。
大学1年2月
センター数理は9割近くあったので、地方国立と私立明治を受験。
両方とも不合格。
絶対受かると思っていたので、落ち込みすぎて数日間寝込んだ。ベッドの中で美空ひばりの「川の流れのように」をひたすら聞いた。
私立後期を適当に受験して、いくつかの大学に合格。都市大に戻る気はなかったので、某マンモス大学に入学した。
ぼくの仮面浪人失敗体験記はこんな感じです。
noteにもちょこっと書いています。↓
仮面浪人を失敗した後は退学して、新しい大学へ
前の大学がいやだ、という理由だったので、都市大を退学して、偏差値の低い大学に入学しました。
当時は本気で落ち込んでいて、「ここから落ちたら記憶を飛ばせるかな」など考えていました。この世の終わりだと。
しかしこの仮面浪人のおかげで人生が180度変わり、良い方向へと向かいました。
今は自身を持って人生を謳歌していると言えます。
なぜ仮面浪人をしようとするのか
皆さんは何故、仮面浪人を考えていますか?
・ぼくのように現状から逃げるため。
・学歴をもっと良いものにしたい。
・私立から国立に行って学費を抑えたい。
・学ぶ分野を変えたい。
・現役時の第一志望にまた挑戦したい。
など沢山あると思います。
全てに共通していることがあります。
それは自分を今よりも成長させたいという思いがあること。
仮面浪人は挑戦することに価値がある
仮面浪人をするには様々な困難に立ち向かわないといけません。
- 親に再受験のことを認めてもらう。
- 今いる大学を切り捨てることを友達に告白する。
- 同世代より一年遅れる。
- もう一度高校の勉強をしなければならない。
などがあります。
リスクをとって自分を成長させようとする。
その挑戦が自分のマイナスになる訳がありません。
大学生をしていると、
失敗がこわいから何も挑戦したくない。勉強めんどくさい。
ぶっちゃけ大人でもこの考えをもっている人は沢山います。おそらく人生で成功も挫折もない平坦な人生を送ってきたのだと。なので考える幅が狭くて選択肢が少ない。
しかしリスクをとって挑戦する仮面浪人生は、
成功も失敗も大きな意味があることを知っているから。
周りから反対されても自分で決めた事を最後まで貫き通す。
これが大事なことなのです。
たとえ失敗しても評判が傷付くことはありますが、
仮面浪人は周りに反対されると思います。
・確かに失敗したらどうしよう。
・仮面浪人にはお金がかかる。
・本当に意味はあるのか。
その時は、自分と向き合い悩みに悩んでください。
悩んだ末に再受験したいと思うのなら、その強い思いを持ち、
時間をかけて勉強する。
とても素晴らしい考えです。
大人でも出来る人はなかなかいません。
自分から一歩踏み出そうとしている気持ちを大切にしてください。
きっとその気持は、人生の財産になるはずです。
関連記事:「とりあえずやってみる」の本当の意味が分かりました【重要性を解説】
仮面浪人に成功、失敗で学べること
仮面浪人を成功させた人は本当に凄いです。
誘惑に負けずに自分と向き合い、学力を目標まで持って行くことは並大抵のことではありません。
一生誇れる経験になるでしょう。
では、仮面浪人失敗はどんな価値があるのでしょうか。
それは大きな決断をした上で失敗することです。
大きな目標を掲げて、宣言して、失敗した経験はありますか?
本当に恥ずかしいし、しにたくなります。今までの時間が無駄になったことを悟ります。この感情に価値があります。
大きな失敗を経験した人は強い。なぜなら次の失敗を恐れなくなるからです。
ぼくは今まで無気力人間でした。中高時代、部活もせず友達からの遊びも断り、学校が終わるとすぐに帰宅してTVをみて生きていました。
ですが仮面浪人をしてから色々な経験をします。
責任感のあるバイトをしたり、スカイダイビングをしたり、海外を放浪したり、ヒッチハイクをしたり、また大学を辞めたり。
これらの行動は仮面浪人という経験がなければ、手を出さなかったと思います。
仮面浪人は自ら人生のレールを外れることを示唆しています。
一度未知なる世界に飛び込むことを経験すると、また知らないことに挑戦しやすくなります。
つまり仮面浪人を経験すれば、人生の選択肢が増えるということ。
関連記事:大学生のうちにやるべきことは「失敗」です【20代にしておきたい17のことを読んで】
まとめ:仮面浪人は挑戦するだけでも価値がある

仮面浪人はネガティブなイメージが多いです。
ネットにも色々な負の情報が載っています。そして、その情報は真実だと思います。
しかし、それらを見てもなお挑戦する強い意志があるならば、ぼくは仮面浪人を勧めます。
もう一度悩みまくって、自分の意志だけで決意しましょう。
心から応援しています。
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