「浅草の近くに有名建築はあるのかな?」
「有名な建築家の作品がみたい!」
こんにちは!くりです。
浅草といえば、今は屈指の観光スポットとなっています。外国人観光客は年々増加していて、雷門などに集まっています。
そんなところに有名建築家がたてた建物があるのはご存知ですか?
建築学生のぼくが浅草周辺、そして墨田区にある建築を巡ってきたので、ご紹介したいと思います。
浅草と墨田区の建築を見たい方、建築に興味がある方にぴったりな記事になっています!
浅草周辺、墨田区にある有名建築物3作品をご紹介します
これから僕が撮影した写真とともに、浅草周辺と墨田区にある有名建築をご紹介します!
1.浅草文化観光センター

2012年竣工、建築家:隈研吾。
まず初めに紹介するのは、隈研吾さんが設計をした浅草文化観光センター。
ここでは浅草の観光情報を扱っていて、多くの外国人が利用する施設になっています。観光客の集まる雷門の目の前にあるので、アクセスがいいです。
なんといっても特徴的なのはこの外観。
浅草という古風な地域を活かすために、木造平屋を7つ重ね合わせたような建物になっています。
そして斜めの屋根と平らな床の間にできる三角形の隙間には、空調機などが入っています。考えられていますね。

8階には展望テラスがあり、スカイツリーがはっきりと見えます。ここは無料で入ることができるので、とてもおすすめなスポットです!
トリップアドバイザーの「行って良かった無料観光スポット」で3位を獲得したこともあります。
屋上には22時まで開いているカフェがあり、コーヒーやビールを飲むことができます。お気に入りの飲み物を片手に、浅草の夜景を満喫しましょう!

住所:〒111-0034 東京都台東区雷門2丁目18−9
最寄り駅:浅草駅
TEL:03-3842-5566
関連記事:【隈研吾】浅草文化観光センターに行ってきた【建築特徴、アクセス、展望テラスなど】
2.江戸東京博物館

1993年竣工、建築家:菊竹清訓。
続いて紹介するのは、両国駅にある江戸東京博物館です。設計者は、昭和を代表する建築家・菊竹清訓。
とても大きな図体に装飾のない外観、今にも動き出しそうな生物的な建築。ぼくは他に類を見ない建物だと思っています。
「江戸と東京の歴史や文化を伝える博物館」をコンセプトに開館されました。
江戸を紹介する場所ということで、建物の高さは江戸城天守閣と同じ約62mになっています。

下に潜るとこんな感じです。
この巨大なピロティは、洪水経験のある菊竹清訓の教訓が生かされています。
作品を上にあげて水害から守ることと、自然災害から逃げてきた人の避難所として利用できます。
シンプルな建物ですが機能性に優れていることが分かります。

この迫力のある建物もそうですが、ぼくが一番驚いたのはサイドにある無料の休憩室。
暖房が効いていて、誰でも休憩ができるようになっていました。バブル期でしかありえない構想ですよね。
この建築は本当にスゴイです。豊かな時代でしか建てられてないことと、こんな小学生がブロックを積み立てたようにシンプルで迫力のある建物は見たことがありません。
東京の中でも上位に入る建築だと思います。
今年プリツカー賞を受賞した磯崎新さんは「東京5大粗大ごみ」と表現していましたが。笑
住所:〒130-0015 東京都墨田区横網1丁目4−1
最寄り駅:両国駅
TEL:03-3626-9974
関連記事:【もはや巨大な生物】江戸東京博物館を建築学生がご紹介します
3.すみだ北斎美術館

2016年竣工、建築家:妹島和世。
最後に紹介するのはSANAAの妹島さんが設計をしたすみだ北斎美術館です。
墨田区に住み続けた、葛飾北斎の作品が展示されています。
公園と一体になっている美術館で、一つ棟ではなくスリットによって最大4部屋に分けられています。
こども達が楽しそうに遊んでいました。こんな近くに感じられる博物館は、なかなかないですね。近所に住んでいる人が羨ましい。

淡い鏡面のアルミパネルが採用されていて、下町の風景が建物に映り込むようになっています。
鏡面のおかげで街に溶け込み、公園と一体になっていて住宅地にある、人々と距離の近い博物館ですね。
最上階の4階からスカイツリーも見えます!
江戸東京博物館から徒歩5分ほどです。合わせてご覧ください。

住所:〒130-0014 東京都墨田区亀沢2丁目7−2
最寄り駅:両国駅
TEL:03-6658-8931
まとめ:浅草周辺には見ごたえのある有名建築物がある!
浅草周辺にある有名建築3つをご紹介しました。
ぼくは一番オススメしたいのは、江戸東京博物館です。バブル期でしか建てられてない規格外の建物を、実際に目で確かめてほしいです。
本当におすすめ!!
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