「映画・告白ってどんな映画?」
「見た人の感想が聞きたい!」
こんにちは!くりです。
先日、映画「告白」を観ました。前々から気にはなっていましたが、映画の内容は復讐物。
ぼくはそういうのは得意ではないので今まで避けていましたが、他に見るものがなくなったので鑑賞。
まず感想を言うと「まーおもしろい?かな?」という感じ。
「告白」の作品情報
タイトル:告白
公開年:2010年
上映時間:106分
監督:中島哲也
出演:松たか子、岡田将生、木村佳乃
原作:告白(湊 かなえ)
「告白」のあらすじ(ネタバレなし)
本屋大賞に輝く湊かなえのベストセラー小説を、独創的な映像感覚と確かな演出力を持つ中島哲也監督 (『嫌われ松子の一生』『パコと魔法の絵本』) が映画化した、2010年を代表する大ヒット作品。
「生徒に娘を殺された」という女教師の告白からはじまり、殺人事件に関わった登場人物たちの独白形式で構成される物語は、虚実入り混じり、驚愕・戦慄・唖然の連続。
そのショッキングすぎる内容から賛否両論、話題騒然となった衝撃作。
「告白」感想レビュー(ネタバレあり)
「冒頭の松たか子の告白シーン、ここが最高すぎた」
というのが一番の感想です。
まずは荒れている高校の教室から始まります。
松たか子が教師を辞めるということで、最後のスピーチだった事にも関わらず、生徒たちが好き勝手はなし、消しゴムや鉛筆などが飛び交う。
それでも松たか子は気にせず告白を続け、しまいには生徒に復讐をしたことを明かします。
このシーンがとても印象的で、生徒たちはずっとアタマの悪い様子を演じ、松たか子は怒りをこらえながら、冷静にたんたんと衝撃的な事実を述べていく。
そしてうるさかった生徒たちが、松たか子の告白に魅了されながら、次第に恐怖におののく。視聴者も松たか子の告白に引き込まれていく。
この冒頭の30分間はどの映画にも劣らない、素晴らしい出来の映像でした。
あそこだけカットして世にも奇妙な物語的な感じで、TVで放送してもいいくらい。
それからはどうでしょう。あれが面白いかと聞かれれば、いいえと答える。
それから生徒立ちの人間関係や他の殺人的のストーリーにつながるのですが、冒頭30分で引き込まれすぎて、あとは微妙。
血とかたくさん出るのですが、それってどうなの?なんのため?
こういう演出を映画に求めている人はいるのでしょうか。
途中の芦田愛菜を殺した生徒についていたクレイジーなBGMが結構好き。あのおちゃらけたBGMは昔のアメリカ映画のようです。
全体的に「バトル・ロワイアル」のような映画。誰も得しない映画といってもいい。
あと橋本愛が美少女すぎてビックリしました。
橋本愛が主演する「リトル・フォレスト」という映画がおすすめ。ぼくは2,3回見返しています。ぼくのような、ほのぼのと人間模様を描いている作品が好きな人は、この映画は合わない内容ですね。
ウェルテルこと、岡田将生は映画出過ぎじゃないですか?ぼくが見る映画によく登場されます。
主題歌の「ラスト・フラワーズ」の歌詞は、見事に内容と噛み合っています。
And if I’m gonna talk(ぼくが話をしようとしたら)
I just wanna talk(ただ話したいだけなんだ)
Please don’t interrupt(どうか邪魔しないでくれ)
Just sit back and listen(ただ座って聞いてほしいんだ)
おそらく天才発明家の生徒・渡辺修哉の感情を表しているようです。
「ただ今の思いを聞いてほしい」
これは振り向いてくれない母親に対してでしょうか。それとも橋本愛に、感情を吐露しても、黙って聞いていてほしいという願望か。どうなんでしょう。
まとめ:「告白」の評価は星3.8/5
冒頭30分はどこまでも引き込まれる映像でした。かなりクオリティが高い。
しかし全体を通して何が伝えたいかが分からない。そういうのがない作品なのかもしれませんが。
みても見なくてもいいと思う作品です。これが面白いと思う方は、「バトル・ロワイアル」をお勧めします。