日本建築

【リポート】サントリー美術館で、都会のぬくもりを感じた【河鍋暁斎展】

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「サントリー美術館のアクセス、入場料は?」

「どんなところなの?」

 

こんにちは!くりです。

僕は建築を専攻している大学生です。

以前は、美術館に興味を持たない人間だったのですが、ヨーロッパで建築や芸術を観まくったおかげで、だんだんと興味が出てきました。

そこで六本木にある「サントリー美術館」に行ってきました。

感想は、本当に行ってよかったと思います!

今回は僕が「サントリー美術館」に行ってわかった、アクセス、隣接するカフェ(shop×cafe)の詳細、入場料などの情報をまとめていきたいと思います。

最後には、感想と考察も書いておきます。

今度、サントリー美術館に行く方にとって参考になると思います!

 

サントリー美術館とは?

建築学生らしく、サントリー美術館の建築情報から紹介します。

サントリー美術館は、1961年、東京・丸の内で開館されました。

その後赤坂見附に移転して、現在では六本木に移転されました。

「生活の中の美」をテーマとしていて、国宝1件、重要文化財15件を含む約3000件もの収蔵物があります。

美術館の設計を手がけたのは世界的建築家・隈研吾氏です。

都市の中の「居間」をテーマとして、この美術館を設計されました。

サントリー美術館は、建物の1フロアにあります。

美術館として一棟建っているのかと思って行くと、僕みたいにビックリします。笑

 

建築家・隈研吾

現在64歳の隈研吾は世界的な評価を受けている日本人建築家です。

「和」をイメージする建築物が多く、「木」をメイン素材を使います。

代表作は、「浅草文化観光センター」や「スターバックスコーヒー太宰府天満宮店」などがあります。

 

サントリー美術館のある、東京ミッドタウンも隈研吾設計です。

外観に木が使われていますね。オフィスビルで木材を使われているのは珍しいです。

 

サントリー美術館のまとめ情報

ここからは、サントリー美術館に行く時に役に立つ情報をまとめていきたいと思います!

 

サントリー美術館へのアクセス

サントリー美術館は赤坂にあります。

最寄り駅は六本木駅か乃木坂駅です。

 

僕は地上まで出て歩いて行きました。約3分で着きます。

 

六本木駅周辺に、看板がいたるところにあるので、矢印どおりに進みましょう。

 

ここから入ります。

 

内観も木材を使用しています。六本木の喧騒を忘れさせるような雰囲気を持ちます。

 

エレベーター前まで歩きましょう。

 

 

美術館というより、この東京ミッドタウンの内観だけでも楽しめます。

建築学生の僕には歩いているだけで興奮します。

 

 

エレベーターで3階に上がります。

 

 

到着です!

 

 

サントリー美術館の入場料

入場料は展覧会により異なります。

現在開催中の「河鍋暁斎展」では、

・大人=1300円

・学生=1000円

・中学生以下=無料

となっています。

 

サントリー美術館の開館時間・休館日

2019年情報

開館時間

10:00~18:00(金土は、10:00~20:00)

※入場は閉館30分前まで

休館日

火曜日

※3/26は18時まで開館

詳しくは公式HPにて>>>

 

「河鍋暁斎 その手に描けぬものなし」の感想リポート

僕がサントリー美術館に訪れた時に、「河鍋暁斎」展が開催していました。

そこでの様子をリポートしていきます。

残念ながら、写真撮影は禁止でした。

 

河鍋暁斎とは

河鍋暁斎(1831~89)は7歳で浮世絵師・歌川国芳のもとで絵を学びます。

政府や時代を茶化したような風刺画により、事件に巻き込まれることもあり、「反骨の人」というイメージがつきました。

そして狩野洞白陳信の弟子として、多くの作品を世にだしていきました。

作品はパリ万博やウィーン万博でも出店されたので、世界的にも評価を受けています。

 

河鍋暁斎展のリポートと感想

写真撮影スポット。河鍋暁斎はカエルが好き。

唯一の撮影スポットがこのクオリティ。もうちょっと頑張ってほしい。(ブロガーのために)

 

1.客層の大半はおじいさんおばあさん

平日朝10時にも行ったにもかかわらず、室内は観覧客でいっぱいでした。

その大半はおじいさんおばあさんで、若い人は1割にも満たない感じです。(若い人達、全員女性でメガネを掛けていた、なぜに?)

このような芸術品を楽しむご老人たちの余生の過ごし方は憧れますが、もうちょっと若者が行くべきだなあ、と思いました。

100年以上も前の人物がかいた絵を、こうやって六本木で展示されていることは、とても凄いことです。

この作品たちから、学べることもきっとあるはずです。

ご老人達よりも、絶対に若者の方がここで学ぶ知識を、活かす機会がおおいので、もっと行くように世間が促すべきだなと思いました。

 

2.意外と結構面白い

美術館にいくことが目的だったので、河鍋暁斎なんて全くしらない状態で行ったのですが、絵画をみていると「面白い」と感じました。

 

河鍋暁斎は水墨画と着画(色を付けること)を得意としています。

その水墨画オンリーだと単調な展覧会になってしまいますが、着画により誰にでも関心をもたせるように工夫されているな、と思いました。

特に着画の技術がすごいように思います。

最後の方に展示されている絵画では、ポケモンが大量に描かれているような、カラフルさのある絵画がありました。

こういう絵は、シンプルな能面などのイメージだったので驚きです。

ここでは主に、仏画、花鳥画、美人画を多く展示されていました。

 

3.過去を研究することの大切さ

河鍋暁斎は、過去の作品を丁寧に研究する人だったそうです。

葛飾北斎などの有名絵画師の作品を研究して、そこの個性を加えて、新たなる作品を制作しているものが多くありました。

世界的にも有名な河鍋暁斎も過去からまなんで、自分の個性を作り出していたので、物事をはじめるときは、マネをすることが大事なんだなと思います。

 

4.質より量

展示を見て驚いたことは、作品の多さです。

河鍋暁斎は、59年の生涯の中で、多くの作品を世に残していました。

質にこだわっていたら、あそこまでの点数を書くことは不可能だとお思います。

ピカソも生涯作品数14万点を超えると言われています。

なので歴史に名を残す人は、実は質より量を重視していたのかな、と感じました。

 

5.隈研吾建築は日本絵画と相性がいい

サントリー美術館内は、ずっと木材を使用した壁が続いていました。

その木材の柔らかな雰囲気は、日本の芸術作品にはぴったりだと思いました。

あと建築といえば、河鍋暁斎の弟子が「ジョサイア・コンドル」でした。

「ジョサイア・コンドル」はお雇い外国人で、おおくの西欧建築を日本に取り入れた、日本建築史にとって重要人物です。

こうやって知識がつながると面白いですね。

 

観覧後は隣接するカフェへ

 

美術館を楽しんだ後、隣のカフェに寄ることができます。

カフェ「不室屋」は、慶応元年創業「加賀麩 不室屋」がプロデュースしました。

 

メニューです。美味しそう。

意外とおひとりさま客が多くいました。

 

まとめ:サントリー美術館は誰にでも楽しめる東京の「居間」

サントリー美術館の情報と、「河鍋暁斎展」のリポートでした。

僕のような若者が楽しめたので、多くの人も興味を持てると思います。

ぜひ、行ってみてください!

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