こんにちは!くりです。
海外に行くときは、海外旅行保険のことについて気になりますね。それが世界一周だとなおさらのこと。
調べてみると、年々海外旅行保険は値上がりしています。たとえば世界一周で利用される保険で、一番安いと言われる東京海上日動のプランN2は1年間で約18万円です。
18万円という値段はとても大きい。どれだけの国を巡れて、美味しいものが食べられるでしょうか。バックパッカーにそんな余裕はありませんね。
ぼくは世界一周予定なので、海外旅行保険を調べまくりました。(ぶっちゃけ調べた時間のバイト代で半額は払える)。
そこであまり知られていない、もしかしたら誰も知らないルートを見つけました。
※注意:このルート参考にできるのは新規クレジットカード発行が可能な社会的信用がある方のみです。
ちなみに僕は大学を中退する前(無職になる前)
海外旅行保険について知るべき2つのこと
海外旅行保険をあまり知らない方はお読みください。ご存知の方人は飛ばしちゃっても構わないです。
1.海外旅行保険で重視する項目は「治療費用」と「携帯品損害」
海外旅行保険で重要視する(旅人が利用する可能性が高い)ところは、「治療保険」と「携帯品損害」です。
保険の費用はおおくの項目が記載されていますが、この2つだけをみて判断しましょう!
治療費用…海外で病院に掛かった時に支払う金額
たとえばアメリカで盲腸の手術をすると約200万円を請求されます(いつも思うけどアメリカで盲腸になる運悪い人いる?)。
その時に「治療保険」で補うことになります。
ちなみに日本の盲腸の手術では約40万で受けることができます。
見てわかる通り、アメリカの医療費は半端ないのです。自分で払うことなど到底できませんね。
携帯品損害…持ち物が盗難や自分で壊してしまった時にもらえる金額
たとえば南米でバックパックをまるまる盗まれた時に、その損害額分の保険がおります。
持ち物が盗まれても、お金が返ってくるなんて心強いですね。
以前コロンビアでiphoneをすられた大学生が犯人を追いかけたところ、銃で撃たれたて死亡した事件がありました。
とても痛ましい事件ですが、保険に入っていれば保険金が下りるので追いかけずに済んでいました。(いや、バックアップをとっていなかったのなら、追いかける気持ちはわかる)
過去から学びましょう。
必ず海外旅行保険に入るべきです。
2.クレジットカードの保険は「付帯保険」と「利用保険」がある
カードの保険の使い方は、「付帯保険」と「利用保険」があります。
a.付帯保険…カードを海外に持っていくだけで保険が開始すること
持っていくだけで、保険に入ったことになります。すごいですね。
これで本当に保険を利用できるのか気になって、付帯保険のエポスカードに連絡したところ、
「あ、カード持っていかなくても大丈夫ですよ」
と言っていました。番号だけでいいそうです。(それでも不安でぼくは持っていきましたが)
b.利用保険…カードを使うことで保険が開始すること
それぞれの規定はありますが、ほとんどのところはクレジットカードを旅行中に使えば、その日から保険が開始されます。
さらに、
・自動付帯…旅行初日からおk
・利用付帯…旅行中、いつからでもおk
という特性なので、はじめの三ヶ月は自動付帯を使い、次の三ヶ月で利用付帯のカードを使うことで、保険の期間を延ばす裏技があります。
ここでは、この裏技を使います。
1~3ヶ月目:クレジットカードの保険×3
クレジットカードに無料で海外旅行保険がついてくることはご存知でしょうか?
海外旅行保険のことを少しでも調べたことのある人ならわかると思いますが、クレジットカードには海外旅行保険に無料で加入できる力があります。
もちろん無料ということなので、保険内容は有料の保険と比べ大きく劣りますが。
クレジットカードの保証内容は、合算されます。(携帯品損害10万のカード3枚なら、30万までおk)
そこではじめの3ヶ月はカードの付帯保険(持っていくだけで保険が開始する)を利用します。そして1枚では保険内容が不安なので、3枚使用します。
1枚目 エポスカード
エポスカードのメリット
・比較的、保険料が高いこと
・発行の敷居が低いこと
・キャッシュレス対応
※キャッシュレス対応…保険会社と連携している海外の病院なら、請求は自分ではなく、直接保険会社に行くこと。
お金がなくても治療を受けられるという素晴らしい機能です。
ちなみにこの記事で紹介するカードは、全てキャッシュレス対応。そこも考慮して調べ上げています。笑
エポスカードのデメリット
・傷害死亡・後遺障害が500万までしかないこと
次に紹介するカードでは3000万まで保証されるので、組み合わせて使えば問題ないです。
エポスカードの海外旅行保険内容
エポスカードは無料のカード保険としては、高額の保険料となっています。
例えば疾病治療費用(先ほど説明した治療費用のこと)は270万です。それに比べ楽天カードは200万までしか保証されません。
海外旅行保険の保証期間
日本を出発してから90日間
海外旅行保険の適応条件
自動付帯
年会費
0円
あまりにも有名なカードですね。大学生が最も所有しているカードらしいです。
現在カード発行をすると最大で8000ポイントが貰えます。ぼくはこのポイントでテントを買いました。笑
【エポスカード】
2枚目 セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードのメリット
・圧倒的保険料の高さ
・キャッシュレス対応
・年会費が26歳まで無料
・敷居が意外に低い
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードのデメリット
・26歳以上の方は、年会費が3000円かかる(初年度は無料)
保険に3000円で入れると考えたら安いのではないでしょうか。
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードの海外旅行保険内容
このカードの保険料は、他のカード保険を凌駕しています。さすがアメックスですね。
たとえば死亡・後遺障害保険金額が3000万まで保証されます。そして携帯品損害は30万まであります。他のカードでは20万というのが基本。
海外旅行保険の保証期間
日本を出発してから90日間
海外旅行保険の適応条件
自動付帯
年会費
26歳未満なら無料、26歳以上なら初年度無料で、翌年から3000円
さらに敷居が意外に低いです。口コミを見ると、18歳以上ならば職業に関わらず、電話連絡可能な方であれば通るようです。
大学生のぼくも難なく通過して、発行することができました。
あと空港手荷物無料宅配サービスという地味に嬉しいサービスもあります。
3枚目、JCB CARD W
JCB CARD Wのメリット
・トッピング保険がある
・キャッシュレス対応
このカードにはトッピング保険という画期的なサービスがあります。
トッピング保険とは、月々一定額を支払うことで保険に入れるものです。
注目したいのが、月々240円払えば携行品損害 30万円に入れること。
たとえば高額なPCやGo proを持っていき、数枚のカードの保険料では足りない場合、トッピング保険で30万円分上乗せすることができます。
これは後々に活躍します。
JCB CARD Wのメリット
・40歳以上の方は発行できない
JCB CARD Wの海外旅行保険内容
保険料はふつうです。特に抜き出たものはありません。
海外旅行保険の保証期間
利用してから90日間
海外旅行保険の適応条件
利用付帯
※日本や海外の交通機関で利用すると開始されます。
年会費
0円
トッピング保険とかいう有能な機能を持ち合わせています。
1~3ヶ月目の海外旅行保険まとめ
傷害死亡・後遺 | 傷害治療 | 疾病治療 | 賠償責任 | 救援者 | 携行品 | |
エポス | 500 | 200 | 270 | 2000 | 100 | 20 |
セゾンブルー | 3000 | 300 | 300 | 3000 | 200 | 30 |
JCB W | 2000 | 100 | 100 | 2000 | 100 | 20 |
合計(万円) | 3000(最大値) | 600 | 670 | 7000 | 400 | 70 |
となります。
これだけあれば超心強い。携帯品費用が70万あるということでいつでもバックパックを盗まれても大丈夫です笑。
3ヶ月以内の旅行でも、世界一周でもこれで十分です。
4~6ヶ月目:有料保険とカードの利用保険
ここからは有料の保険に入ります。
何故かと言うと旅の途中から保険に入れるカード(利用保険)が少ないからです。
でも旅の途中から入る保険なんてあるの?という疑問をお持ちの方は多いと思います。確かに日本の海外旅行保険は日本からでしか契約できません。
それなら海外の保険に入ればいい!
グローブパートナー
グローブパートナーとは、ドイツのアリアンツ社の旅行保険で世界中の約100万人以上が利用しています。
経営には日本人が絡んでいるのでHPや問い合わせが日本語対応が可能です。
グローブパートナーの海外旅行保険内容
最大の特徴は
めっちゃ安い
ことです。
最初に紹介した東京海上日動の一番安いプランN2では18万円に対して、グローブパートナーは約9万円で入ることができます。半額ですね。
もちろん安いのでデメリットもあります。メリットと共に紹介していきます。
グローブパートナーのメリット
・とにかく安い。
・旅行の途中から加入できる。
・保険では珍しい歯科治療がある。
・補償内容は十分ある。
グローブパートナーのデメリット
・通訳がつかない。
・キャッシュレスが入院時のみ。
・携帯品損害がない。
デメリットが結構痛いです。
特に携帯品損害がない所がキツイですね。荷物を盗まれたら終わりですもんね。
しかしめちゃくちゃ調べてるので、もちろん対策はしています。(後述します)
補償内容は十分にあります。
治療費は100%保証されます。補償内容の詳しくはHPをご覧ください。
この保険はサービスを無視したLCCのようなもの。ここでは安さ重視でいきます。
1年間の旅行を想定した場合、この保険に9ヶ月(約7万円)に加入します。
結局7万は払うことになります。でもアメリカから強制帰国とか嫌ですよね。7万は働いて用意しましょう!
デメリットを解消するために、クレジットカードの付帯保険に加入します。
三井住友VISAクラシックカード
三井住友VISAクラシックカードを選ぶ理由は
- 数少ない利用保険のカード
- キャッシュレス対応
- ネームバリュー
です。
このカードは利用付帯(カードを利用したら保険が始まる)なので旅先から加入できます。
デメリットで保険料が平均より低いのですが、有料の保険に入っているので関係ありません。
申込みはこちらから↓
グローブパートナーには携帯品損害がないのでこのカードで補います。
そして24時間で日本語でサポートしてくれます。
旅先で事件が起こったら、まずカード会社に連絡して紹介された病院に行き、治療費が限度額を越えてしまったらグローブパートナーで補うようにします。
グローブパートナーは日本語に対応してますが、電話なら日本の保険会社の方が安心できますよね。
カードの保険では携帯品損害が15万までとなっています。
これだけでは正直少ないです。
ここで先程紹介したJBCのトッピング保険を利用します。
トッピング保険で月々240円で30万の保険に加入できます。
カードとトッピング保険を合計して45万円になりました。
携帯品損害の補償がないグローブパートナーの欠点を補うことができました。
4~6ヶ月目 まとめ
傷害死亡・後遺 | 傷害治療 | 疾病治療 | 賠償責任 | 救援者 | 携行品 | |
グローブ | 100 | 1800 | 1800 | 60000 | 100% | 0 |
三井住友 | 2000 | 50 | 50 | 2000 | 100 | 15 |
トッピング | – | – | – | – | – | 30 |
合計 | 2000 | 1850 | 1850 | 62000 | 100% | 45 |
となります。
弱いところをいい感じに補っていますね。
傷害死亡・後遺が少なく感じますが、旅行者が保険に入る時1番削る項目なのでそこまで心配しなくてもいいと思います。
7~12ヶ月目:有料保険とカードの利用保険
先程と同様に、グローブパートナーとカード保険とトッピング保険で補います。
リクルートカード
リクルートカードを選ぶ理由は
- 数少ない利用保険のカード
- キャッシュレス対応
- 年会費無料
- 同時に2枚作れる
です。
旅先で加入できる利用保険のカードで一番良い保険内容となっています。
更に2枚同時に作る事ができます。
2枚作れるということは、3ヶ月+3ヶ月の6ヶ月の保険に入ることができます。
7~12ヶ月目 まとめ
傷害死亡・後遺 | 傷害治療 | 疾病治療 | 賠償責任 | 救援者 | 携行品 | |
グローブ | 100 | 1800 | 1800 | 60000 | 100% | 0 |
リクルート | 2000 | 100 | 100 | 2000 | 100 | 20 |
トッピング | – | – | – | – | – | 30 |
合計 | 2000 | 1900 | 1900 | 62000 | 100% | 50 |
となります。安く済む割に十分ですよね。
これら流れで1年間の海外旅行保険を格安で済ますことができます。
カード発行が難しい方へ
新しいカードを作る事が難しいための方に簡単に説明します。
1~3ヶ月目は楽天カードの付帯保険を利用します。
楽天カードは審査がゆるのですが、海外旅行保険の内容がしっかりとしています。
大きな病気や怪我をしなければこれで十分だと思います。
しかし万が一のことを考えると少し不安です。やはりカードを複数作り合算したほうが安心できます。
旅人から見て楽天カードはとてもオススメです。
4ヶ月目以降は海外の保険、World Nomadsに加入します。
ワールドノマドはオーストラリアの保険会社で元バックパッカーが立ち上げたものです。
グローブパートナーより補償内容は優れます。
しかし一点の欠点があって、それは全てを英語で対応しなければならないことです。
英語が堪能な方はここ一択な気がしますが、英語ができない人は不安です。
事故で焦っている時に、電話で英語で状況を伝える。
僕は厳しいと思ったので日本語対応のできるグローブパートナーと契約しました。
やはりカードを複数作り、グローブパートナーに契約するほうが安心感が違います。
まとめ
すごく長くなりました。
初めに紹介した流れが、今現在で1番コスパのいい保険だと思っています。
参考になれば幸いです。
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